プノンペン経済特区社がポイペトで展開するポイペトPPSEZ社はこのほど、ビジネスとマーケティングの強化を目指し、豊田通商株式会社(以下、豊田通商)の100%子会社と、工業団地販売代理契約を締結しました。
ポイペト、2018年9月11日――ポイペトPPSEZ社は、豊田通商の100%子会社であるTechno
Park Poi Pet Pvt Co., Ltd. (以下、TPO)と、工業団地販売代理契約を結びました。この、カンボジアでの工業団地販売代理事業は、豊田通商にとって初めての取り組みとなります。
豊田通商はトヨタグループの一員として、世界各地に150以上の支社、900の子会社や関連会社を展開しています。1998年以降は主に、東南アジア域内においてレンタル工場の管理・運営を手掛けてきました。現在は、現地進出時の会社設立支援や、給食・従業員の送迎サービス、財務・経理業務の代行などアドミニストレーションサービスを提供するテクノパーク事業を展開しています。
TPOは、2015年5月に資本金約3億円でポイペトに設立され、現在、7,200㎡のレンタル物件の管理もしています。また、TPOはさまざまなサービスを提供し、日系企業の海外進出と、カンボジアの工業化、産業化に向けての支援を行っています。テクノパーク事業のサービスに加え、今回の販売代理契約は用地の代理販売も含みます。
ポイペトPPSEZは、経済特別区(SEZ)としてプノンペン経済特区社の100%子会社であるポイペト経済特区社が開発・運営しています。カンボジア北西部、タイとの国境に近いバンテアイミエンチェイ州に位置し、ポイペトの中心部からは東に約8キロの地点、タイとの主要国境が近い大変便利な場所にあります。ポイペトは、「タイプラスワン」の展開とともに、製造拠点あるいは保管、配送拠点として地理的に魅力的な場所となっています。タイの暗黒からは230キロ、約4時間で到着します。ポイペトPPSEZは、戦略的にも重要で、アジアハイウエイ1号線の一部であるカンボジアの国道5号線に直通する位置にあり、大メコン圏(GMS)でバンコク、シェムリアップ、プノンペン、ホーチミン市を結ぶ「南部経済回廊」の交通の要衝にあります。ポイペトは、カンボジア経済の急速な発展に重要な役割を果たしています。