新型コロナウイルス感染拡大により経済活動が影響を受けるなか、プノンペン経済特区に入居するスミ(カンボジア)ワイヤリングシステム社は今年初めから、高まる需要にこたえるため、生産量を倍増しています。
同社は、ワイヤーハーネス製造の分野で世界を代表する住友電装の子会社です。2012年にカンボジアで操業を開始、日本市場向けにワイヤーハーネスの製造をしてきました。現在、3,800人のスタッフを雇用し、その数は2年間で3倍にも増えました。
スミ・カンボジア社の事業拡大は、トヨタのようなよく知られた自動車メーカーで利用され、決して欠陥があってはならない高品質の製品製造がカンボジアで可能であることを証明しています。
「コロナ禍」のもとでも、プノンペン経済特区では22000人の従業員やワーカーたちが働き続けており、その数は今年1月時点より1000人も増えています。輸出額は今年1月から35%も伸びました。これらの数値は、私たちが危機的状況から回復しつつあることを示しています。