ポイペトPPSEZが初めての入居企業であるスミトロニクス・マニュファクチャリング(カンボジア)社をお迎えしました。
プノンペン4月10日―ポイペトPPSEZ社(プノンペン経済特区社の100%子会社)リム・チホー会長と、スミトロニクス・マニュファクチャリング(カンボジア)社の三船紀也社長が、ポイペトPPSEZの土地賃貸契約に署名をしました。電子部品メーカーである同社は、この経済特区の最初の入居企業となりました。
スミトロニクス・マニュファクチャリングは、2016年からポイペト地区のレンタル工場で操業していましたがこのたび、ポイペトPPSEZ内に自社工場を建設することを決断しました。
ポイペトPPSEZ社の上松裕士CEOは、「スミトロニクス・マニュファクチャリングをこの経済特区にお迎えすることを大変誇りに思います。同社はこの経済特区の最初の入居企業となりました。近い将来、もっと多くの企業がこの経済特区においでになると期待しています」と、語りました。
スミトロニクス・マニュファクチャリング社との今回の契約は1ヘクタールの区画ですが、近い将来、さらに1ヘクタールの拡張が検討されています。土地賃貸の手続きが終了次第、工場建設に向けた準備がスタートします。
上松CEOは、「ポイペトは、地の利がよく、豊富な若い労働力がある場所で、ASEAN地域の産業発展において最も注目される地域のひとつとなっています。特に、『タイプラスワン』の事業展開をする企業にとっては注目の地です。カンボジア政府も、鉄道の修復や道路の拡張など、国境をまたいだ経済活動の発展に力を尽くしています」と、話しました。
今回の署名は、ポイペトPPSEZとポイペト市にとって、カンボジアの経済のけん引力となるための重要な第一歩となるでしょう。